戦場のヴァルキュリア リミテッドボックス
【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 2件
この作品の特徴を語ればう〜ん……面白いと思う。
うん、面白いのは確か。
でも「ココが面白い」と述べろと言わると、少し困窮。
だから一考してみて、出た結論は「総合力」かなぁと。
なんて言うか、全体的に上手く纏まってる感じです。
アクション+シュミレーション+RPG。それがこの作品です。
S・RPGかA・RPGなら想像するに難くありませんが、だからこそ三つも混ぜて大丈夫なのか? と不安でした。
でも意外にスムーズに調和してますね。
S・RPGの戦闘パートをアクション化し、けれどそこにも思考性が生まれ、結果として戦略が生きてきます。
何処を迂回して行くか、敵戦力をどう削るか。割り振られた行動ポイントをどう使用するかで、戦略の幅はカナリ広まっています。
この辺がしっかりしたS・RPG要素を感じさせてくれますし、加えられたアクションが結構奥深い仕様になってるのを実感しました。
S・RPGをやったことがある人ならわかると思いますが、客観的に見ればS・RPGはある種の「ボード上で繰り広げられる戦闘」です。
決まりごとの範囲がきっちり区切られているので、次のこと次のことが頭の中で組み立てられていきますが――
この作品、そのS・RPG特有の客観視点とA・RPG特有の主観視点が混ざっていて、なんだか敷居が広くなってます。
と言うのもS・RPGを好む人はノーマルなRPG好きに比べて少ないですし、アクション好きなら手を出さない人も多い。
だけどこの作品は行動はアクション、進行がシュミレーションになっているので、様々な制限のあるS・RPGに多いまどろっこしさが解消されているように思えます。
単調に進める客観に対し、主観を混ぜるとこうも遊びが違うのかと、そんなことを考えました。
つまり自分が結構驚いたのは、戦闘(アクション)パート。実は自分、アクションが苦手なのですが、このゲームはイケます。
と言うのも、操作がアクションであっても本質がシュミレーションであるのが理由。
兵士の種類で得て不得手、更には強弱関係もあり、誰でどう責めるか、またどこでどう退くか。
そういったパズル的要素と、アクションならではの「回避」「移動」「攻撃」など、行動の仕方までもが戦略に絡んでくるので、考えることが非常に楽しい。
考えること――とは言っても、自分の言う考えるとは「考えなければいけない」のではなく「自然的かつ無意識に思考している」ということです。
前者の場合だと「インテリゲー」ですが、後者の場合はいわゆる「ゲーム」。
誰しもが無意識に思考するからこそ楽しい。皆がゲームに熱中する理由が正にこれではないかと思います。
総合として、戦闘自体は画期的かつ革新的。
展開の仕方はS・RPG(客観)ですが、内容はA・RPG(つまり主観)。
アクション自体基本は「兵をどう動かしどう戦わせるか」ですから、大雑把ではないれっきとした思考性があります。
難しい操作を要求されるわけでもないので、アクションが苦手でも無問題でしょう。
キャラが死亡すると二度と復帰はできませんが、戦闘不能になっても見方がそのキャラを回収すれば死亡扱いにはならないので、シビアではないです。(気をつければ大丈夫、と言った所)
難しい局面で詰まっても、自由戦闘を繰り返して経験値やお金を溜められるので、初心者にも優しいですね。
なので、制約の多いS・RPGが性に合わない方でも結構すんなり入ってくるのではないでしょうか。
逆に生粋のS・RPGゲーマーは途惑うかもしれませんが、根底にあるのは正にS・RPGですのでやればハマると思います。
と、ここまではこの作品の特色なので、皆が皆注視すると思います。
が、自分の感じた「面白い」は他にもありました。
まずはグラフィックですね。水彩画タッチで動くキャラ・世界には特有の美があります。
二次元のようにも見えますが、実際は3D。
画面で見ると理解できると思いますが、立体感はちゃんとあります。
イベントムービーが綺麗なのはもとより、単なる会話チャートでも水彩画タッチの3Dキャラが動いて喋るので、実質は最初から最後までムービーのような感じです。
なんだか次世代のアニメを見ているようでした。同時に、濃厚な小説を読んでいるような感覚にもなります。
あと脇役見方キャラにも個別に台詞、音声が用意されていて、小味が利いてるなぁと思いました。
見方にできるキャラが非常に多いのも良かったですね。
それとストーリが秀逸でした。
軍事ものが好きな人はそれだけで楽しめると思いますが、多分ターゲットはそうではない人々。
何故なら万人に向けられた展開、話の内容で、続きが気になる感じになってるからです。
一言すれば軍事ものの面白味、その核を抽出して話にしている印象。
どろっとした世界観や、ざらつくような話ではなく、良い意味でフレッシュにした戦争のストーリー。
あまり適切な表現ではありませんが、綺麗な戦争です。
堅く構えずに眺められる世界で、エグ味を除けて根底の人間ドラマを引き立たせたような内容でしょうか。
しかしそれでも作中の人物と不意に視点を重ねてしまうので、的外れな場所で展開している話でないのは確か。
ちゃんと目の前で、そこで、物語が動いている感覚はきちんとありました。
(一度見たイベントは何度でも見れるようになっていますので、忘れても大丈夫なことが嬉しかったのも大きいです)
斬新な戦闘、細部に渡る作りこみ、魅力的な物語。
総合的に面白いです。
でも、だからこそ「これだ」というのもないわけですが、面白いことに違いはないかと。
久しぶりに心地の良いゲームを触れて、自分としてはかなり満足です。
(2008-04-24)
うん、面白いのは確か。
でも「ココが面白い」と述べろと言わると、少し困窮。
だから一考してみて、出た結論は「総合力」かなぁと。
なんて言うか、全体的に上手く纏まってる感じです。
アクション+シュミレーション+RPG。それがこの作品です。
S・RPGかA・RPGなら想像するに難くありませんが、だからこそ三つも混ぜて大丈夫なのか? と不安でした。
でも意外にスムーズに調和してますね。
S・RPGの戦闘パートをアクション化し、けれどそこにも思考性が生まれ、結果として戦略が生きてきます。
何処を迂回して行くか、敵戦力をどう削るか。割り振られた行動ポイントをどう使用するかで、戦略の幅はカナリ広まっています。
この辺がしっかりしたS・RPG要素を感じさせてくれますし、加えられたアクションが結構奥深い仕様になってるのを実感しました。
S・RPGをやったことがある人ならわかると思いますが、客観的に見ればS・RPGはある種の「ボード上で繰り広げられる戦闘」です。
決まりごとの範囲がきっちり区切られているので、次のこと次のことが頭の中で組み立てられていきますが――
この作品、そのS・RPG特有の客観視点とA・RPG特有の主観視点が混ざっていて、なんだか敷居が広くなってます。
と言うのもS・RPGを好む人はノーマルなRPG好きに比べて少ないですし、アクション好きなら手を出さない人も多い。
だけどこの作品は行動はアクション、進行がシュミレーションになっているので、様々な制限のあるS・RPGに多いまどろっこしさが解消されているように思えます。
単調に進める客観に対し、主観を混ぜるとこうも遊びが違うのかと、そんなことを考えました。
つまり自分が結構驚いたのは、戦闘(アクション)パート。実は自分、アクションが苦手なのですが、このゲームはイケます。
と言うのも、操作がアクションであっても本質がシュミレーションであるのが理由。
兵士の種類で得て不得手、更には強弱関係もあり、誰でどう責めるか、またどこでどう退くか。
そういったパズル的要素と、アクションならではの「回避」「移動」「攻撃」など、行動の仕方までもが戦略に絡んでくるので、考えることが非常に楽しい。
考えること――とは言っても、自分の言う考えるとは「考えなければいけない」のではなく「自然的かつ無意識に思考している」ということです。
前者の場合だと「インテリゲー」ですが、後者の場合はいわゆる「ゲーム」。
誰しもが無意識に思考するからこそ楽しい。皆がゲームに熱中する理由が正にこれではないかと思います。
総合として、戦闘自体は画期的かつ革新的。
展開の仕方はS・RPG(客観)ですが、内容はA・RPG(つまり主観)。
アクション自体基本は「兵をどう動かしどう戦わせるか」ですから、大雑把ではないれっきとした思考性があります。
難しい操作を要求されるわけでもないので、アクションが苦手でも無問題でしょう。
キャラが死亡すると二度と復帰はできませんが、戦闘不能になっても見方がそのキャラを回収すれば死亡扱いにはならないので、シビアではないです。(気をつければ大丈夫、と言った所)
難しい局面で詰まっても、自由戦闘を繰り返して経験値やお金を溜められるので、初心者にも優しいですね。
なので、制約の多いS・RPGが性に合わない方でも結構すんなり入ってくるのではないでしょうか。
逆に生粋のS・RPGゲーマーは途惑うかもしれませんが、根底にあるのは正にS・RPGですのでやればハマると思います。
と、ここまではこの作品の特色なので、皆が皆注視すると思います。
が、自分の感じた「面白い」は他にもありました。
まずはグラフィックですね。水彩画タッチで動くキャラ・世界には特有の美があります。
二次元のようにも見えますが、実際は3D。
画面で見ると理解できると思いますが、立体感はちゃんとあります。
イベントムービーが綺麗なのはもとより、単なる会話チャートでも水彩画タッチの3Dキャラが動いて喋るので、実質は最初から最後までムービーのような感じです。
なんだか次世代のアニメを見ているようでした。同時に、濃厚な小説を読んでいるような感覚にもなります。
あと脇役見方キャラにも個別に台詞、音声が用意されていて、小味が利いてるなぁと思いました。
見方にできるキャラが非常に多いのも良かったですね。
それとストーリが秀逸でした。
軍事ものが好きな人はそれだけで楽しめると思いますが、多分ターゲットはそうではない人々。
何故なら万人に向けられた展開、話の内容で、続きが気になる感じになってるからです。
一言すれば軍事ものの面白味、その核を抽出して話にしている印象。
どろっとした世界観や、ざらつくような話ではなく、良い意味でフレッシュにした戦争のストーリー。
あまり適切な表現ではありませんが、綺麗な戦争です。
堅く構えずに眺められる世界で、エグ味を除けて根底の人間ドラマを引き立たせたような内容でしょうか。
しかしそれでも作中の人物と不意に視点を重ねてしまうので、的外れな場所で展開している話でないのは確か。
ちゃんと目の前で、そこで、物語が動いている感覚はきちんとありました。
(一度見たイベントは何度でも見れるようになっていますので、忘れても大丈夫なことが嬉しかったのも大きいです)
斬新な戦闘、細部に渡る作りこみ、魅力的な物語。
総合的に面白いです。
でも、だからこそ「これだ」というのもないわけですが、面白いことに違いはないかと。
久しぶりに心地の良いゲームを触れて、自分としてはかなり満足です。
(2008-04-24)
動くフルカラーイラスト!!このゲームの特筆すべき点は映像の素晴らしさ。セガの長年の技術の力でフルカラーイラストがそのまま動き出したように見える。コミックを意識した演出で効果音などが「バーン!」などと文字表示されるのも楽しい。宮崎駿風味の設定や演出だが、寄せ集めの義勇軍で頑張って戦うという内容もコミック風味。キャラクターの絵も宮崎っぽい。それだけでもプレイ欲求が沸く。それに比べてシステムがリアルなのでスコープで敵兵の頭を狙撃したりと、至って戦争ゲームだ。ゲーム自体の難易度は高くはなくストーリーを楽しむタイプだが、コミック系のキャラクターがシビアな殺し合いをするゲームは珍しい。その点に違和感がなければお薦めのゲーム。システムでは対戦車兵より歩兵は強く、歩兵より戦車が強く、戦車より対戦車兵が強いなど「三すくみ」が採用されているのが面白い。(実際の戦争では対戦車歩兵って戦車に対してあまり強くないですけどね…この辺はご愛嬌でしょう。)因みにリミテッドボックスにはアリシアのフィギュア1体、モーターで動くエーデルワイス号戦車と設定本が付いてくる。付録に対して値段が安いと思うので、本作に惹かれた人はリミテッドボックスがお薦めでしょう。
しかし、あまりに綺麗な絵だけにゲームをするだけでは惜しい気もする。
いっそのこと台詞も吹き出しにして、リプレイモードで好きな角度から静止写真を撮影ができ、一通りプレイすると自分用のコミックが出来るような仕掛けがあったら面白かった。 (2008-03-19)
しかし、あまりに綺麗な絵だけにゲームをするだけでは惜しい気もする。
いっそのこと台詞も吹き出しにして、リプレイモードで好きな角度から静止写真を撮影ができ、一通りプレイすると自分用のコミックが出来るような仕掛けがあったら面白かった。 (2008-03-19)
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Tag : ロールプレイング
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